2006年2月 7日 (火)

患者が患者を傷つける

長い入院生活の中では、たくさんの患者さんと遭遇します。

特に婦人科病棟は患者の出入りが頻繁で、多くの人が5日~10日程で退院して行きます。

当然いろんな人と「すれ違い」ます。

つくづく思ったのは「病室とは小さな社会である」ということ。たとえ病気の身でも、他人との係わり合いによって傷つけたり傷ついたり。

婦人科病棟では、ガン患者はほとんど60前後の人ばかりで、30代前半の私は明らかに浮いた存在でした。

髪が抜けて「あからさまなガン患者」となってからは、

「若いのにかわいそうね。」

と挨拶代わりのように言われ続け、その言葉に反してカーテン越しに、

「最近の若い人は子供を産まないし、食生活も乱れてるからあの年でもガンになっちゃうのよー」

等、ヒソヒソ中傷する声を何度も耳にしました。

病室内では会釈こそすれ、あまり率先して他人とかかわりを持つわけでもなく、ましてや自ら病名等言わないようにしていましたが、それでも唐突に

「子宮?」

とか真顔で聞いてくる人もいました(笑)。そういう時は

「いえ、カラカラです」

って真顔で名前を答えるだけでしたが(苦)。

ある人は、息子さんが早く結婚してお嫁さんが来て欲しいとかいう話をされていて、別のオバサンが、

「こちらの若い方(一応私)にお友達紹介してもらえばー?」

と言うと、

「私、早く孫の顔見たいから、この方のお友達じゃだめよー。」

等というのです。(失礼な・・)

あげく、

「あなた、早く子供産まなきゃ。あちらに行って(産科病棟)に行って赤ちゃん見てきなさいよ。興味ないの?だめよ、そんなんじゃ。」

と言われた時は、正直発狂しそうになりました。(切れてないっすよ)

ちなみにこれを言われたのは体外受精に失敗して入院した2月のことです。

ガン患者にもたくさん遭遇しまいた。

多くの人に言われたのは、この言葉。

「あなたは若いから治るわよ」

それは心から励まそうと言っているのではなく、二言目には次の内容が延々と繰り返されます。

「自分はもっと重症なのよ。あなたとは違うんだから」

つまり、他人の痛みなど、これっぽっちも興味が無い。

あげく、

「あなた、肉が好きなんじゃない?」(確かに好きですが、なにか?)

「あなた、男性にモテたんでしょーねー!」(偏見に満ちた悪意。何が言いたいんだか・・)

とか。

当の本人はと言うと、無農薬野菜や玄米食にこだわってきたのにガンになった、とか弁護しまくり。(知らんっちゅーねん・・)

とにかくうんざりすることが多かったのです。いや、多すぎた。

そういうタイプにはかかわりたくなくても、なぜか不思議とつかまってしまうんですから、たちが悪いと言うかなんと言うか(苦)。今思えば、他に言う人がいなかっただけかもしれませんが、「素敵なガン患者さんだな」って思えたのは2人だけでした。

まあ、私だってどんな風に思われていたかはわかりませんが・・。人のこと言えなかったりして・・。

ホント、入院生活も色々あるものです・・。

そういう体験から得たのは、

「かならずしも同じ病気の人が同じ痛みを分かち合えるとは限らない」

という思い。

体調が少しでも良くなると、外に出て散歩したりして友達にメールばかりしてました。

病気のストレスが私をネガティブにさせるのでしょうか?

本当は誰も私に悪意を持って言っているのではなく、いちいち気にする自分が悪いのだろうか・・。

精神的にも滅入ってしまい、ただただ相方や家族の優しさと、友達からの励ましメールに支えられるだけの日々でした。

続く

******きょうのごはん****:*

0200702

なんと生牡蠣が2キロも送られてきました!

・・が、さばくのが大変で。。終った頃にはもうヘトヘトです。

020701

バター焼きも美味しい♪

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2006年2月 4日 (土)

入院グッズ(ガン患者用)

******週末のため闘病記はお休みです******

脱毛ネタのついでです。

今日は私の入院グッズ?について紹介します。

毛が抜けた2クール目から、ハゲ頭対策として帽子等が必要になります。

周囲のガン患者さん達は、バンダナやシンプルな綿の帽子を被っていたように思います。

毛が抜けると「もみ上げ」も失う為、あまり小さな帽子だと「つるつるのもみ上げ」をさらすことになり、それが結構病人臭を漂わせることになります。(あくまで私の主観ですが)

で、なるべくカッポリと頭を覆い隠したい・・そんな時、ニットワッチが重宝しました。

相方がヤフオクで購入してくれたのがこれ↓

020402

毛羽立ちのない麻のような綿素材です。締め付けが無いので楽でした。1500円くらいだったかな?

これを被って病棟を歩くと、

「カワイイ!どこで買ったの?」

と頻繁に声を掛けられました。(もちろんガン患者に)

その結果、

「私もそーいうのが欲しいー。」

と言われ、結局3人のガン患者に購入を頼まれてしまいました。。ま、引き受けたのは私ですが、めんどくさい取引はすべて相方任せです。

自宅で1人の時は何も被らずにいた時もありましたが(夏だったから)、家で家事をしているとハゲ頭をぶつけて怪我しそうになったので、軽く薄手の綿のバンダナを巻いたりしておりました。

これはお義母さんが買ってくれたパジャマ。↓ ツモリチサトの。

020304

胸にポケットがついているので、心電計を入れるのに便利でした。なので、このパジャマは「本番用」として大活躍しました(笑)。

大部屋にいると、隣のベッドにどんな人が来るかで入院生活の快適度は大きく変わります。(マジで)

一番やっかいなのは、いびきが尋常じゃなくうるさい人。。

体調が悪くて入院しているので、多少のいびきは私も含めて誰でもかくのですが、たまに

「ラッパのようないびきをかく人」

が出現するのです!

私はちなみに2回「ラッパおばさん」と「添い寝」することになり、眠れぬ夜を過ごしたことがあります。

こういう時看護師さんに相談すると、入眠剤を渡されます(^^;

私が

「眠れん!」

と相方にメールすると、すぐに耳栓を買ってきてくれました。

020401_1

フツーの耳栓です。

大概はこれで我慢できるようになるのですが、2人の「ラッパおばさん」はこの耳栓も全く効果無しでした。病院で眠れないのはホント辛いです。。

あとは個人の趣味でしょうか・・。

あっ。

大事なモノを忘れてました!

020405

コロコロ。言うまでも無く、毛取り用です。これで枕や布団に付いた毛むくじゃらをお掃除します。

あとはまた思いついたらUPしまーす。

*******きょうのごはん******

020303

しめ鯖のちらし寿司 お吸い物

しめ鯖はもちろん頂き物です。しめてみたいけど、恐くて?出来ません。。

| | コメント (6) | トラックバック (0)