2006年2月15日 (水)

ハマッたもの

副作用と闘い続ける化学療法ではありますが、体が楽になってきたり自宅に帰って気分が変わると、とたんにヒマヒマな時間をもてあますことに。

ガン患者の先輩方々は、闘病中に始めたことやハマッたことはありますか?

私は、まずはこのTV番組。「チャングムの誓い」。(NHK地上波で毎週金曜の夜に放映中)

入院当時、何故かうちの病院のショボイTVでBSが入り、そのおかげで一足早く見ることができました。

その他の韓流ドラマには余りハマらなかった私も、この番組にはかなりハマリました。

なんといっても、前半の宮廷料理のシーンが圧巻。「薬食同源」という言葉の意味もまさにタイムリー!といった感じで、毎日見舞いに来てくれた実家の母親とは、毎日チャングムの話しばかりしてました(笑)。

母は私以上にハマり、今地上波で3回目のチャングムを楽しんでいます。(全54話・・)

特に、ヒロインのイ・ヨンエの美しさは溜息モノであります。私より年上とは思えぬ肌の美しさ(苦)。あれは、食文化の違いなのでしょうか。

私がいつも相方に「チャングム」の話ばかりするので、美味しいと評判の韓国料理店を見つけて一時退院の時に連れて行ってくれました。

そのお店は池田市の「貞子」。

私たち以外は皆韓国人のお客さんで、ソウルにトリップしたような不思議な気分がしました。。もちろん、滋養強壮によいと言われるサムゲタンを事前予約。

すると・・

なんと大きな鶏が丸ごと1羽!

にんにく、なつめ、朝鮮人参・・。あとで雑炊にしてくれるのですが、これがまたウマイ!!

量の多さも半端じゃない(一応スモールサイズ)けど、美味しさも半端じゃない!

ふたりしてヒーヒー言いながら食べました(笑)。それでも完食はムリなので、折につめてもらいました・・。

あとは・・やっぱ我が阪神タイガースの快進撃かな(笑)。

タイガースの選手は試合中に怪我をすると、よくここの病院の検査棟に来るのです。

なので、金本選手が頭にデッドボールをくらった時は、すぐに検査棟に降りて待ち伏せしようかと思ったくらいです。

あとは・・一時退院中に新しょうがを甘酢につけこんだり、レシピを研究したり・・。

うーん・・やっぱり一番楽しかったのは、やはり実家の母とのおしゃべりだったかな。。

毎日毎日病室に来てくれたので・・。普段はあまりしゃべらないんですが、病気になって嫌というほどしゃべったような気がします。

初めは「来なくていい」と強がっていたんですが、たまに来ない日があると、やはり寂しかったです。

そういえば、TV代っていくら使ったのでしょうか。。

・・・・過去は振り返らないことにしましょう・・。

続く

******きょうのティータイム******

朝から歯医者や銀行に行っていたので、ランチを食べ損ねました。

とりあえずアフタヌーンティールームでフォカッチャとコーヒーをオーダー。

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店内が明るくて気持ちがいいです。

もう少し全体の価格が安ければいいのですが(笑)。

******きょうのいちおし******

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ディック・ブルーナ風のイラスト付き。

その中身は、パンネルの食パン。「山食・寿」は手に持つと、ずしりと重い。

意外と美味しいものが少ない宝塚ですが、ここの食パンは宝塚グルメBEST5に入るのではないでしょうか。(注:独断)

菓子パンは「普通に美味しい」といった感じですが、いかにも街のパン屋さんというところが人気の秘密のような気がします。

もっちり系の食パンが好きな人には、是非おすすめの一品であります。

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2006年2月14日 (火)

5クール目

なんとか5クール目です。

もうすでに眉毛もまつ毛も、腋毛も、あんなとこの毛もこんなとこの毛も・・あらゆる毛が抜けてしまいました・・。

そーっと鼻の穴を持ち上げて鏡で見ると・・鼻毛もきれいに抜けておりました。

いつの間に抜けたのでしょうか・・。不思議です。

毛が無いので、体中がすべすべで奇妙な心地よさすら感じます。

しかしそんな心地よさは、入院が始まって病棟に入ると消滅します。

シャワー室は2時から空いてるときに使えるのですが、私のようなガン患者は特別に予約をいれると2時前から使えます。

他人の目を気にせずゆっくり入れるように、看護師さんが配慮してくれるのです。

それでも、洗面所などでは若い妊婦さん達に遭遇するので、精神的な負担はとても大きいものでした。

他人がどれだけ自分を見ているかは分からないのですが、洗面の時などは「被り物」をずらさないといけないので、もろにHAGEた頭や眉の無い顔をさらすことになります。

楽しそうに希望に満ち溢れた妊婦さんたちの横で、鏡に写るそんな自分の顔を見ては、なんとも言いがたい不公平感と、妬ましさと、そんな自分に対する自己嫌悪でいっぱいになりました。

5クール目は408号室。入ると私以外に患者が2人。私を含めて全員ガン患者です。

過去の嫌な体験から、あまりカーテンを開けずにこのクールをやりすごそうと思っていると、となりの80を越えたオバアチャンが色々話しかけてきます。

「あんた、○○○知ってる?」

なぜか、頻繁にジャニーズ系のタレントの話をするのです。あきらかに若い?私を挑発しています(笑)。

知ってる話題でも敢えて知らないふりをして、オバアチャンを持ち上げていたのですが、向かい側の女性がその度にフォローしてくれるのです。私の気持ちを察してか、

「もー、○○さん、こんな若い方に対抗しても無駄よお!」

などと、とびきり優しい笑顔で助け舟を出してくださる。そして、私には何も詮索しない。

オバアチャンが嫁の愚痴を言い出すと、これまた絶妙なフォローで空気を和ませるのです。

オバアチャンが退院して室内が2人になった時、お互いの病気のことを話す機会ができました。

Mさんは卵巣ガンを患い、手術と化学療法後、順調に検査をクリア。しかし5年後に念押しの意味も込めてPETを受けたところ、運悪く転移が見つかってしまったそうです。

そんな状況なのに、

「私は2回目の治療だから、慣れちゃって平気よおー。あなたは初めてだから辛いでしょ。辛くて当然よ。ここに入ってきたときも、顔色悪くてつらそうだったよ。早く退院したいよね!」

と言って優しく励ましてくれるのです。

そんな風に、心から労わりの言葉を他の患者さんから掛けられたのは初めてだったので、思わず涙が出てしまいました。

これ以上傷つくのが恐くて、同病者を避けていた自分。でも、本当は痛みを分かち合う心に飢えていたのです。

結局私が病棟で心の内を話せたのは、Tさん(2/1ブログに記載)と、このMさんだけでした。

人生で記憶に残る人って、案外少ないのかな・・などと思ったりもしたのですが、これからの私の生き方を左右するくらい、Mさんの笑顔はとてもまぶしいものがありました。

強い人って、なんだろう・・。

身も心も尼僧になった気分で考え続けました。

続く

******きょうのごはん******

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おでん 青菜と牛肉のオイスター炒め 五穀ごはん

おでんはもちろん、明日も登場します。

******ことしのバレンタインデー******

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メランジュの生チョコ・シャンパン なんとなく選んでしまいましたが、意外とあっさりしていておいしいです。

******きょうのおまけ******

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うれしいサプライズがありました!

実は、とある企業から内定の返事を受けました。おかげさまで、念願の社会復帰がかないそうです。2・27から出社なので、ハイピッチで闘病記を書きたいと思います(笑)

で、就職祝いに相方が宝塚阪急のフーケでケーキを買ってきてくれました。

フーケのケーキはフルーツたっぷりで軽くて美味しい♪

バレンタインということで、ケーキはほとんど売れていたそうです。

女性に混じってわざわざ買いにいってくれたのね・・。ありがとうね・・。

「ビタミン含有量がレモンの60倍」との謳い文句につられ、最近飲み始めたローズヒップティーも一緒です。

私は幸せ者です。

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